国立大学理学療法士作業療法士教育施設協議会

北海道大学医学部保健学科

保健・医療・福祉・教育の分野において理学療法を担う幅広い知識と高度な技術、 国際的素養を備えた人材の育成を図り、臨床及び教育・研究機関における指導者や教育者・研究者の育成を目指しています。
【学部教育の特色】
医学部保健学科は看護学・放射線技術科学・検査技術科学・理学療法学・作業療法学の5専攻からなり、他の医療専門種を目指す同級生と一緒に学ぶことができます。また、本学には医学部医学科、歯学部、薬学部といった医療系学部をはじめ、計12の学部があり、1年次は他学部と同じ基礎クラスで一般教養を学びます。
【大学院教育の特色】
　大学院保健科学院では、高度な専門的判断能力と倫理性及び最新の医療技術の実践的能力を有する指導的役割を担う人材や、次世代の保健科学を担う高度医療専門職・教育者・研究者の育成、また、国際的視野から世界の保健科学研究をリードしうる研究者の育成を目的としています。

北海道大学医学部保健学科

高度化する医療・福祉・社会に対応でき、科学的根拠に基づく作業療法の実践が可能で、豊かな人間性や国際的視野をもった次世代のリーダーとなる人材の育成を目指します。また、作業療法士の専門性によって貢献できる、医療機関以外の領域（教育現場、行政、企業など）で活躍できる人材の育成も目指します。
【学部教育の特色】
保健学科は５専攻から成り医学部に属しています。様々な専門性をもつ各専攻の教員が担当する科目を数多く履修でき、また、医学科や大学病院の教員等による授業も数多く、専門性の高い教員による授業が充実しています。
【大学院教育の特色】
効果的な治療や支援（リハビリテーション）の方法を開発、証明し、世界中に発信できる研究者としての作業療法士等の育成を目指しています。研究領域は多岐にわたりますが、代表的な研究キーワードとして、再生医療、神経科学、高次脳機能障害、認知症高齢者、統合失調症、発達障害があります。

弘前大学医学部保健学科

【専攻の特色】
　人間の身体と運動および姿勢・動作の知識を深め，運動機能の低下・障害とそれらに起因する生活上の問題を分析・解決する技能を養い，さらにこれらの知識および技能を健康の維持・増進やスポーツ場面にも広く応用できる人材育成を目指します。
【学部教育の特色】
●障害(者)の存在そのものを受容し，人間の喜びや苦しみを感じとれること。
●人間の身体と運動および姿勢・動作を理解すること。
●実践的な問題解決能力と治療技術を身につけること。
●常に問題意識をもち，自己研究鑽に努めること。
【大学院教育の特色】
博士前期課程では、学部教育を発展させた教育・研究を通して、実践の場でリーダーシップを発揮し、指導的役割を果たせるコ・メディカルスタッフを育成します。
博士後期課程では、総合リハビリテーション科学領域の独創的・学際的な研究を自立的に進め、幅広い学識と高度な専門性、倫理性を身に付けた教育者・研究者や保健医療のチームリーダーとしての臨床研究者を育成します。

弘前大学医学部保健学科

【専攻の特色】
リハビリテーション医学を基幹に，心理学，社会学，地域リハビリテーションなど幅広い人間科学大系を学び，治療訓練，障害予防，行動評価，臨床実習，さらに健康の維持・促進のための知識・技術を身につけた，実践能力の高い作業療法士を育成する。
【学部教育の特色】
基礎医学、臨床医学、作業療法学等の科目を通し、人間の身体と精神を理解し，全人的視点をもち、実践的な問題解決能力と治療技術を身に着け、域性や社会的ニーズにおける医療福祉サービスを理解し、問題意識を持ち，自己研鑽に努める医療人を育成する。
【大学院教育の特色】
学部教育を発展させた総合リハビリテーション科学領域での教育・研究を通して、作業療法学の幅広い学識と高度な専門知識および、倫理性を深め“未来のエビデンスの探求・蓄積”ができる人材を育成する。

秋田大学医学部保健学科

【専攻の特色】理学療法学専攻では、グループワークの機会が多く学生同士が協力しながら学びを深めることができます。また1年次から臨床実習があり早期から理学療法のイメージを高められるのも1つの特徴です。加えて国際交流も積極的に推し進めており、タイ王国のチェンマイ大学、オーストラリアのグリフィス大学にて研修を行う機会も設けています。
【学部教育の特色】科学的根拠に基づいた課題設定と問題解決できる能力を養成し、コミュニケーション能力やチーム医療を行うためにアクティブラーニングを積極的に取り入れています。また地域住民へ貢献するため、積極的に地域での実習を進めています。
【大学院教育の特色】働きながら学ぶことができるよう原則として授業は夜間および土曜日の開講、または休日の集中講義の形態で行っています。超音波診断装置や3次元動作解析装置などの研究機器も充実しており、質の高い研究指導を行っています。

秋田大学医学部保健学科

【専攻の特色】当専攻では、少人数教育をいかして、お互いに学び合えるようにチーム学習、問題解決型学習を取り入れています。実習は1年の見学実習から始まり、4年生の臨床実習に向けて段階的に各学年で実習があり、実習の体験と関連づけて学びを深くしていきます。さらに高齢県である秋田県をフィールドとして高齢障がいの課題についての教育と研究も重視しています。また、国際交流ではタイ王国のチェンマイ大学との間で教員と学生の交流を実施しています。
【学部教育の特色】柔軟な思考と広い視野、人間を愛する心、積極的な姿勢、創造性科学的視点を求めて、基礎、専門科目やスキルの獲得を目指しています。そして、チーム医療や地域と密着した活動も展開しています。
【大学院教育の特色】原則として講義は夜間および土曜日の開講です。働きながら学ぶことができます。地域高齢者、認知症、高次脳機能、自動車運転などの研究指導を実施しています。

筑波技術大学保健科学部保健学科

【専攻の特色】
理学療法に関する高度かつ専門的な知識と技術を習得し、リハビリテーション医療の一翼を担う理学療法士の養成を目指します。特に、実習科目や臨床実習において個別指導に重点をおいた教育を行うことで、学生が実務的能力を充分に発揮できるように指導します。 また、更に研究を行ないたい場合は大学院（修士）へ進むことも可能です。
【学部教育の特色】
本学部は日本で唯一の視覚に障害のある学生を対象とし、鍼灸学専攻と理学療法学専攻の2つの専攻のある保健学科と情報システム学科で構成されております．また附属東西統合医療センターを有し、臨床実習や地域医療に貢献しています。
【大学院教育の特色】
視覚障害者のための大学院として、医療技術に関するより高度で専門的な知識・技術、応用能力、研究能力を備え、企業や医療現場などの要請に積極的に応え貢献できる専門技術者・研究者・指導者を養成するとともに、地域社会や職場において視覚障害者のリーダーとして活躍できる人材を育成します。

群馬大学医学部保健学科

【専攻の特色】
　運動器系、神経系、内部障害系、地域系の理学療法を専門とする教員による、学部・大学院を通したより高度な専門職の育成と、地域のニーズに即した高齢者や成長期スポーツ選手に対する支援などの地域社会への貢献に関する活動を特色としています。
【学部教育の特色】
専門職としての態度や実践的な技能の修得が円滑に図れるよう、科目の枠を超えた教育を心がけ、机上での学習だけではなく、臨床での体験や実習などをとおした能動的な学習への支援を重視しています。
【大学院教育の特色】
博士前期・後期課程において、リハビリテーション学領域には基礎、応用、地域・国際の3分野があります。保健・医療・福祉の現場に携わっている専門職を積極的に受け入れ、理学療法の対象に還元できる知見を得るための研究の展開を支援しています。

群馬大学医学部保健学科

【専攻の特色】
群馬大学の作業療法学専攻では、生活障害を持つ人々の健康と幸福を促進する支援技術を学びます。専門職としての態度や実践的な技能の修得が円滑に図れるよう、科目の枠を超えた教育を心がけ、机上での学習だけではなく、臨床での体験や実習などを通した能動的な学習への支援を重視していることが特色です。

【学部教育の特色】
　高度化、専門化する保健医療の担い手となる専門職の育成、チーム医療を実践・推進し、医療活動を管理指導できるリーダー的人材の育成、国際人としての医療専門家の育成、保健学の学問体系の確立と発展に寄与できる教育者、研究者の育成を理念・目的に掲げ、教育に取り組んでいます。

【大学院教育の特色】
博士前期課程・後期課程において、リハビリテーション学には基礎、応用、地域・国際の3分野があります。保健医療・福祉に関わる専門職者を積極的に受け入れ、学際的な研究・教育者を養成することを特色としています。

金沢大学医薬保健学域保健学類

【専攻の特色】
本専攻は、今年度からダブルプロフェッショナルプログラム開始しました。これは、作業療法学専攻との共同カリキュラムであり、理学療法学専攻を卒業した後、作業療法学専攻の3年次に編入するプログラムです。合計6年間でダブルライセンス取得を目指すものです。
　
【学部教育の特色】
臨床実習は低学年から段階的に編成し、「臨床の場で理学療法の役割および責任を認識し、理学療法士として必要な専門知識と基本的技能を習得すること」を目標に掲げています。また、卒業研究等を通して、思考力および問題解決能力の涵養を図っています。

【大学院教育の特色】
理学療法科学における豊かで幅広い学識と問題解決能力を有する高度専門職業人および高度化，多様化した保健・医療・福祉を支える高度で知的な素養のある医療人を養成します。博士後期課程との一貫教育により理学療法学における教育者・研究者の育成を目標としています。

金沢大学医薬保健学域保健学類

【専攻の特色】
本専攻の教員は、教育に加え、社会貢献や研究にも力を注いでいます。社会貢献の例としては、行政と共同で脳活プログラムの開発、地域の高齢者を対象とした健康教室などを実施しています。また、研究としては、学内や学外の大学や企業との共同研究も数多く実施しており、特許に関わる研究もあります。

【学部教育の特色】
令和3年度より、理学療法と作業療法の両方の専門性を備えた人材および研究者育成のため、「理学・作業療法ダブルプロフェッショナルプログラム」を開始しました。具体的には、4年間の間に他方の専門科目を最大20単位取得可能となるカリキュラムへと変更しました。また、令和4年度より2つ目の国家資格の取得と研究を可能とする3年次編入学プログラムを開始します。

【大学院教育の特色】
本専攻の大学院生の多くは作業療法士ですが、理学療法士や言語聴覚士や医療と関係のない職業の院生もいます。研究に対する意欲のある人であれば、誰でも積極的に受け入れています。

信州大学医学部保健学科

信州大学医学部保健学科

【専攻の特色】
専任教員は教授4（2名は医系教員），准教授2，講師1，助教2の9名で，附属病院枠（兼務）の助手1名がいる，医系教員は1年次の担任を，2年次以降は作業療法教員（教授，准教授，講師）が輪番で学年担任となり，卒業までメンター役を担っている．
【学部教育の特色】
教員は医学部附属病院での臨床業務を兼任し，1年次の見学実習，2年次の評価学実習，3年次の治療学実習，4年次の臨床実習など，入学早期から臨床実践と密接に連携した作業療法教育を展開している．
【大学院教育の特色】
ヒト膜骨格を構成する蛋白複合体生成，うつ病と女性の精神神経内分泌学，うつ病･ストレス関連障害のリワークプログラム，統合失調症の認知機能改善プログラム，高齢者のドライビングスキル評価，高齢者・障害者の身体・認知機能を補う環境・支援機器，脳卒中患者の精神機能・日常生活支援のほか，脳機能イメージング，運動イメージ等に関する教育・研究活動を実施している．

名古屋大学医学部保健学科

【専攻の特色】
本学科の理学療法学専攻は、高度専門教育・研究機関として、学部のみでなく大学院博士前期ならびに後期課程を有しています。専攻の教育もそれらを視野に入れて人材を育成しています。
【学部教育の特色】
本学部の教育理念である「科学的論理性と倫理性・人間性に富み、豊かな想像力・独創性と使命感を持って医学研究および医療を推進する」人材育成を目指し、本専攻においても科学的論理性の教育に重点を置いており、特に3年後期から4年生に実施される卒業研究には全専攻教員が力を注いで研究指導を行っています。
【大学院教育の特色】
国内のみならずアジア・世界の健康構想に資する科学的根拠の創出と、社会実装を視野に入れた先進的な評価・治療法の開発研究を展開します。健康増進、重症化・再発予防、リハビリテーションに資する先進的研究により、虚弱高齢者、神経・運動器・呼吸循環代謝、がん、スポーツ領域での理学療法創生に貢献します。

名古屋大学医学部保健学科

【専攻の特色】
　作業活動を介し、社会生活を制限する障害を改善・軽減することや生活環境の調整によって、心や体に障害を持つ方々のその人らしい社会生活を営むための支援や援助を通じて、社会的ニーズに即応した保健・医療・福祉領域に貢献しています。
【学部教育の特色】
総合大学での文理融合した豊かで幅広い教養を身につけます。幅広い専門分野の教員により、作業療法に必要な専門知識と技術に関する教育を実践しています。学部教育と学生生活を通し、医療者としての高い倫理性と多職種との協調性を兼ね備え、リーダーシップを発揮できる作業療法士養成を推進しています。
【大学院教育の特色】
国際的な視野と情報科学を基盤とし、作業療法科学をリード出来る人材を積極的に支援しています。専門領域での科学技術や研究開発の発展に国際的に寄与できる研究者と高度専門職業人の育成を目指しています。先進的医療や支援方策を講じるという予防的観点を重視した支援システム開発、臨床介入調査にも力を入れています。

京都大学医学部　人間健康科学科　先端リハビリテーション科学コース

【講座の特色】
附属病院で行われる先端医療に接しながら実践される臨床教育に学生自ら参画し、臨床における問題解決能力を育成します。また、基礎科目やセミナー、卒業研究に加えて、ビッグデータ医科学やiPS再生医療など世界最先端の研究者の講義などを通して、科学的感性を養います。
【学部教育の特色】
一括入試での入学後に、専門基礎科目等の履修を通じて自分に適したコース・専攻を選択できます。また、理学療法学とその関連領域を俯瞰する幅広い視野を養い、次世代を担うリーダーの基盤を形成するために、学部・大学院一貫教育を意識したカリキュラムを提供しています。
【大学院教育の特色】
「生体構造学」「運動器系リハビリテーション科学」「イノベーティブリハビリテーション科学」「臨床バイオメカニクス」の各領域における最先端の基礎・臨床研究の実践を通じて、本邦・世界の理学療法を牽引できる臨床・教育・研究者の養成を行っています。

京都大学医学部　人間健康科学科　先端リハビリテーション科学コース

【講座の特色】
国家資格を取得し、臨床現場で活躍できる知識・技術・豊かな人間性を備えるための教育にとどまらず、世界レベルの研究・高度実践により作業療法の進歩と発展を牽引する役割を担う人材を育成します。最先端の専門知識と応用技術を学び、独創的・科学的な視点から課題解決に取り組む力を身につけるためのカリキュラムを設定しています。
【学部教育の特色】
作業療法の進歩と発展を研究、高度実践により牽引する役割を担う人材を育成します。また、京都大学医学部附属病院と連携し，早期から臨床や研究に取り組める環境が整っています。
【大学院教育の特色】
作業が脳にどのように働きかけるかについて、ヒトや動物を対象として脳波や経頭蓋磁気刺激法などの脳機能イメージング法を用いて研究しています。児童精神医学、発達障害学においては、発達症の人を対象に、認知運動機能、自律神経機能、行動学的および質問紙的研究を行っています。

神戸大学医学部保健学科　理学療法学専攻，作業療法学専攻

神戸大学医学部保健学科　理学療法学専攻，作業療法学専攻

【専攻の特色】
高度な専門知識と幅広い学識を持つ作業療法士の育成を目指している。アジア・ヨーロッパ各国の作業療法士と積極的な交流があり、保健医療福祉における近隣地域との連携を強化した総合大学で学ぶ利点は大きい。グローバルな視点を持ち、国内外で活躍する指導的人材の輩出にも重きを置いている。
【学部教育の特色】
チーム医療を行うための多職種間協働教育(IPE: Interprofessional Education)をとり入れ、保健学科4専攻の学生が一緒に学ぶ共通特論・高度教養科目や、グローバル教育科目である作業療法フィールド実習を通して、幅広く学べる機会を提供している。
【大学院教育の特色】
研究推進大学であり、前期64名、後期25名を定員とし、４領域が教育に関わっている。研究科内に配置されているアジア健康科学フロンティアセンター、地域連携センター、認知症予防推進センターは研究と実践ともに機能する保健学の拠点である。夜間・休日等の開講で社会人大学院生も多い。作業療法を含む「保健学」を修め、研究者としても活躍できる。

広島大学医学部保健学科

【専攻の特色】
理学療法では心身に関わる幅広い知識と技術が要求されるため、病理を含む、ヒトの構造と機能に関する知識の修得を重視している。また、大学院進学型の入学者選抜を設け、国際化に対応できる教育研究者の育成を目指している。

【学部教育の特色】
ヒトの心身の全体像と障がい像を理解するため、３年生前期までに、解剖学などの基礎科目、整形外科学などの一般臨床医学、理学療法学の専門領域を学ぶ。３年生後期からは臨地実習を行い、理学療法士として必要とされる臨床知識や技術、実践能力を修得する。

【大学院教育の特色】
高齢社会と生活習慣病の増加による疾患構造の変化に対応するべく、科学技術は急速に発展し、医学分野における専門化が進んでおり、理学療法分野においても医療の細分化に対応できる研究者が必要とされている。大学院教育では、高度な専門知識と優れた研究能力を有した教育者、及び研究開発者の育成を目的としている。

広島大学医学部保健学科

【専攻の特色】
人と作業と環境との関係を学び、作業（セルフケア、家事、仕事や学業、余暇活動、地域活動などの生活の中で行っているさまざまな活動）を通して病気や障がいによってその人の生活に生じた様々な支障や課題を解決するための治療理論や支援技術を学びます。
【学部教育の特色】
本専攻では、国内の作業療法学をリードし、世界で活躍する作業療法士の育成を目指し、大学院を目指す受験生のために大学院進学型の総合型選抜入試を導入し、さらに、学部教育の中で研究プロジェクト演習（UROP: Undergraduate Research Opportunity Program）をカリキュラムに取り入れ、学部生から研究活動に関わる機会を提供しています。
【大学院教育の特色】
平成4年に4年制大学教育課程をもつ作業療法士養成校としてわが国で初めて設立され、これまでに、臨床の最前線で活躍している作業療法士だけでなく、大学教員として教鞭をとり、研究者としてグローバルに活躍している作業療法士を数多く輩出しています。

大分大学

【専攻の特色】
　理学療法コースは，理学療法学に加え，社会福祉学，心理学が学べる国立大学唯一の福祉健康科学部内に設置されています。3つの学問に加え，３分野が融合した新しい学問を学べます。「地域包括ケア」や「地域共生社会」の実現に寄与する領域横断型のマネジメント能力を持つ理学療法士を育成します。
【学部教育の特色】
基礎や臨床各分野のエキスパート教員から最先端の知識や技術を学べます。加えて3年前期から始まる動物実験，脳科学実験，三次元動作解析，呼吸機能解析などにより行う卒業研究を通じ，臨床と研究を融合できる理学療法士を育成します。
【大学院教育の特色】
修士課程では，基礎医学研究，基礎理学療法学研究，および臨床理学療法学研究など専門性を高めた研究を通して論理的思考を涵養し，医療現場でリーダーとなる人材を育成します。博士課程では，理学療法基礎科学や神経・運動器連関理学療法学など更に専門性に特化した学問を通して，国際的に活躍できる研究者を育成します。

長崎大学医学部保健学科

【専攻の特色】
入門科目，専門基礎科目，専門科目を通じて広く理学療法の実践に必要な知識と技術を学ぶ。さらに，発展的専門科目で対象者への支援のあり方やチーム医療における理学療法の役割を学び，研究方法論にて理学療法分野に関連する先端的な研究を行っている。
【学部教育の特色】
看護学専攻と作業療法学専攻，医学科との共修科目があり，これらを通じて保健・医療・福祉の各分野における連携や協働の重要性と実践を学ぶ機会を設けている。
【大学院教育の特色】
全国的にも珍しい医歯薬学融合型の研究科（医歯薬学総合研究科）に専攻が設置されている。修士課程は保健学専攻理学療法学分野（2年，修士（理学療法学）），博士課程は医療科学専攻理学療法学分野（4年，博士（医学））であり，分野横断的な利点を活かしながら理学療法学の基礎研究から臨床・疫学研究まで幅広い研究課題に取り組んでいる。

長崎大学医学部保健学科

【専攻の特色】卒後教育にも積極的に取り組んでいることから、卒業生が在籍する実習施設と教員が密な連携を取りながら実習など学生教育を行っている。
【学部教育の特色】離島などの地域における保健医療に関する実習、医学科との共修を取り入れている。学生全員が身体障害、精神障害、発達障害の3領域全てで臨床実習できるようにしている。
【大学院教育の特色】修士課程、博士課程を設置している。博士課程の修了要件は医歯薬学総合研究科と同一であり、高い水準の研究を求めている。研究内容は、精神障害者のリハビリテーション、神経生理学的手法を用いたリハビリテーション、医工連携によるリハビリテーションの評価・介入機器の開発、発達障害児・者の障害理解または支援、認知症患者の高次脳などである。

鹿児島大学医学部保健学科

【専攻の特色】
本専攻では、理学療法の知識と技術をもち、かつ幅広い教養と人間性豊かな医療技術者の育成を目指しています。
【学部教育の特色】
医師および理学療法士教員により、綿密な教育・実習を行い、学外での臨床実習を含め臨床教育の充実を図りながら、より質の高い学部教育を行っています。とくに、臨床実習は、1年次から体験実習を取り入れ、早期に医療現場の実態や理学療法士の役割について認識を深め、2年次の地域理学療法学実習、4年次の評価実習、総合臨床実習I, IIを通して、医療人としての資質向上を図っています。さらに離島における理学療法士の役割についての理解を深め、地域医療・保健分野で活躍できる人材を育成しています。
【大学院教育の特色】
保健学に関する優れた専門知識・技術をもつ高度専門職業人並びに卓越した教育や研究のできる人材及び離島や国際的な保健医療活動の推進・充実に貢献できる人材の育成を目指しています。

鹿児島大学医学部保健学科

【専攻の特色】
地域連携など幅広い研究テーマをもった教員より構成されており、高齢化の進んだ地域での作業療法についても教育・研究を行える体制が整えられている。
【学部教育の特色】
作業療法の実際を早期からイメージできるように１年次の前期に臨床現場での体験実習を実施している。また看護学専攻、理学療法学専攻と共にチーム医療に関する講義および実習を行っている。
【大学院教育の特色】
高次脳機能障害や認知症、精神障害者に対するリハビリテーション、精神病理学、司法精神医学、精神障害者の家族支援、作業療法士の養成教育等幅広いテーマで学生を受け入れている。また、社会人が受講しやすいように６限、７限にも開講している。